3年最初の模試で茨城大D判定から

東北大に逆転合格した生徒の裏話

※「センター試験」は「共通テスト」と置き換えてお読み下さい。

 この生徒は竜ケ崎一高卒で、本人曰く「1年のときの成績は、ほぼ全教科学年最下位レベル」(英語については、学校のテストは良くなかったが模試では割と良かった)という生徒です。

 茨城大D判定から茨城大に合格するだけでも10人に1人くらいの大逆転なのですが、東北大に受かってしまったという奇跡的な成績アップをした生徒です。

 エースには、卒業も危ういということで、2年生になってから個別で通塾し始めました。数学についてはエースで常に言っているやった問題の復習も中途半端なことがほとんどでしたが、週2回の通塾(途中から週1回)だったため、授業の中で復習する時間もあり、テスト前は少しは勉強してくれて学年平均+10点を超えるくらいは取れるようになりました。本人的には成績が上がったと思って少しは自信になったようですが、受験を考えると、テスト前の詰め込みではすぐに忘れてしまうため、また、1年生の内容は壊滅的なため、模試では校内平均はなかなか超えられない状況でした。

 本人的には、2年生後半くらいから国立には行きたいと茨城大レベルの国立大を志望校に挙げていましたが、3年生の最初の模試では茨城大でD判定でした。

 そんな中、数学は相変わらずだったのですが、ある日突然、「化学を勉強したらセンター模試で9割超えた」とか言い出しました。おかしいだろと思いましたが、勉強をほぼ化学に絞ってセンター試験向けの参考書を4回やって覚えたら解けるようになったみたいです。そしてこれが大きな自信になって受験勉強が加速したといっていました。(後日談)

 授業では数学IIIをやっていましたが、「次は数学IAIIBをやろうと思うので、エースのテキストの無印(4段階の基本問題)からやればいいですか?」と聞いてきたので「それでいいけど、単元ごとにしっかり出来るようになってから次の単元に進んだ方がいいよ。」と話しました。

 その後、数学IIIが必要のない国立を目指すことになりましたが、しばらくして「前にやったセンター模試の数学をもう一回やってみたら8割とれました。」「数学もちゃんと覚えたら解けるようになった」と言ってきました※数学も知識が定着してくると一気に解けるようになる人は多いですが、物理や化学と比べて絶対量が多いため、全単元の知識を定着させるのは大変です。

 夏休みは、他の教科も頑張った結果、10月の模試で「筑波大A判定が出ました。」と言ってきました。さらに話を聞くと「東北大にセンター試験で9割取れれば行けるところがあるので、行けたらそこに行きたい。」とのことでした。

 数学も勉強をセンター試験対策に絞っていたため、エースでやることもなくなったので、エースでの指導はここで終了しましたが、無理をして受験して失敗するのが心配でした。

 そして、4か月の時が流れ、受験の報告があり、結果は見事に東北大合格でした。

 大学で必要になるから数学IIIをやっておきたいとのことで、最後3月に再び個別で指導することになり、話しを聞いたりすることもできました。

◇なぜこんなにも成績が上がったのか?

​ 受験勉強で成績を上げるためには、次の3つのうちどれかが必ず必要です

 

①人より頭がいい人、 ②人より多く勉強した人、 ③人より上手に勉強した人

この生徒は①②③の全てを満たしていたので大幅に成績を上げることができたのですが、

 

①については、数学を教えていて普通にやれば出来るタイプとは思っていましたが、そこまで能力が高いとは思っていませんでした。が、「覚えることは得意だった」と本人が言っていたように、覚えることに関してはかなり能力が高かったのだと思います。

②については、調子に乗り出してからは、黙々と集中して勉強できるようになっていました。勉強のスイッチが入ったきっかけを聞いてみたのですが、2年生の終わりくらいから、このままでは国立大にどこも受からないからそろそろやらないととは思っていて、化学をやってみたら上がったので、他の科目もやれば上がるかもしれない、やらないともったいない、みたいな気持ちで勉強に取り組めるようになったと言っていました。私としては、化学をただやるだけではなく、しっかり覚えるまで勉強できたきっかけを聞いてみたのですが、そんな感じだったと言っていました。

③については、まず英語について述べたいと思います。英語の成績を上げるためには、勉強するレベルをある程度に絞って、それを覚えるまで、身に付けるまで数学以上に繰り返しやらなくてはいけないのですが、多くの塾で、受験指導で週2回以上の、授業の予習、復習が課せられてしまいます。これが受験勉強においては大問題で、そのときは確かに覚えたつもりでも結局忘れてしまって、当たり前のように成績が上がらない人が多くみられてしまいます。(能力が高い人はそれでも成績が上がったりします。)ひどいのは、そのせいで英語が上がらないだけでなく、他教科の勉強時間まで削られて何も上がらないまま受験を迎えてしまうことがあります。エースでは、特に受験勉強においては自分で勉強しないと成績が上がらないことを知っているので、授業の予習は宿題にせず、自分で繰り返し解き直せるような教材を作り、数学中心の受験勉強をしたい人にも、他教科の勉強も頑張りたい人にも対応できるようにしているつもりです。しかしながら他塾にも通いだしてから、繰り返し解き直すどころか、授業でやった問題の復習すらも後回しになり、もちろん学校の勉強もあるわけですから、何も繰り返すことができず、悪循環に陥ってしまい、気づいたら11月くらいで、勉強の仕方を変えることもできないまま成績が上がらない人が見られます。英語が苦手で受験勉強で、自分で繰り返し覚え直して大幅に成績が上がった生徒は見たことがありますが、塾に行って英語の成績が大幅に上がった人をこれまで見たことがありません。(塾によっては、やることを学校の教材よりも絞ってそれをとにかく覚えさせるような塾もあると思います)

 

 さて話をこの生徒に戻しますと、この生徒は成績を上げるのに時間がかかる英語は割と得意で、隙間時間に英単語等を勉強するくらいで大きな時間を割く必要がなかったのが有利ではありましたが、また、2次向けの勉強がほとんど必要がなく、センター試験に絞れたのも勉強がしやすかったのもありましたが、本当に上手に勉強していたと思います。

 その勉強の仕方については、だいたいのことはこのページに書かれておりますが、より詳しく話を聞きたい方は、体験授業や面談でお尋ね下さいね。ただし、同じように勉強してもこの生徒ほどに成績が上がるのは、おそらく不可能ですので、塾生には、10人に1人くらいの成績アップができるように正しい勉強法で頑張ってほしいと話しています。