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​成績が上がりやすいエース式指導法

◇繰り返し出来るようにするから確実に成績が上がる

高校数学は中学数学と比べて量が非常に多いため、どんな塾に週何回通っても、意識してやった問題を出来るようにしない限り、一部の頭がいい人以外は自然に成績が上がることはありません。成績を上げるためのエースからのたった一つのお願いは、授業でやった問題を復習して出来るようにすることのみ。これだけで、他塾に週2回以上通っても上がらなかった生徒の成績を、たった週1回の授業ではっきりと上げることに成功しています。ここでは高校の定期テスト対策としてシンプルでありながら確実に成績が上がるシステムを紹介します。

①テキスト

学校の問題集でもやった問題を出来るようにすれば当然成績が上がるのですが、問題量も多く何を優先的に出来るようにすればいいの分かりにくく、また、解けなかった問題だけでなく一度は解けた問題でもテスト前には忘れてしまったりして、多くの人が中途半端になっているようです。それに対しエースのテキストは、重要問題がコンパクトにまとまっていて、どの問題を出来るようにすべきか明確なためテスト前にも復習しやすく、エースのテキストのおかげで成績が上がったと言ってくれる生徒も多いです。さらにこのテキストは受験対策入試基礎固め用に全国の進学高校でも採用していただだいており、後から受験対策の入試基礎固めの反復学習用としても大活躍してくれるテキストです。

②授業

週1回の授業で基礎レベルから学校で解説しない問題集のB問題レベルまで解説して進むので授業は早めです。それでも学校の授業は分かりにくいと言っている生徒でもエースの授業は分かると言ってくれるので、分かりやすさは問題ないと思います。ただし、授業で理解しただけでなく、しっかり出来るようにしない限り数学の成績は上がりません。数学では何かと理解することが重要視され、もちろん理解することは出来るようするためのスタートとして重要なのですが、「理解した=出来る」が成り立つのは、ほんの一部の頭がいい生徒だけです。昔勤めていた竹園高校レベルの高校で、授業で9割以上の人が解けていた問題を次の日に確認したところ、解けた人が2割しかいなかったことがあります。記憶なんてそんなものです。よく大手塾では当たり前のことを大げさに授業したりしますが(その方が生徒も満足感があるのかもしれませんが)、成績を上げるためには、理解したことを如何に定着させるかということが最も重要視すべきことなのです。

※エースの授業は分かりやすいと言われますが、感動するような凄い授業をして成績を上げている訳ではありません。

③宿題

学校生活が忙しい高校生に無駄な宿題は出したくありません。エースの宿題はズバリ授業で解説した問題そのものをスラスラ解けるようにしてくることです。問題を見て解法が完全に思い描ける問題や、少し解いてみて後はいけると思った問題は最後まで解く必要はありません。これにより数学が得意な人は、無駄な宿題に時間を取られることもありません。また、数学が苦手な人は宿題を解法を見ながらやっただけで、自力で解けるようにはなっていない状態になりがちですが、毎回しっかりと出来るように取り組むことで定着率が上がっていきます。数学が苦手な人の中には出来るようにするのに苦労している人もいますが、それでも2回くらい解き直せばだいたい出来るようになってくれるようです。

※数学の勉強は、反復練習と問題演習を組み合わせるのが効果的なのですが、普段の勉強に、やった問題を出来るようにするというエースの勉強を加えることで、エースでやった問題を反復練習で定着させ、学校の問題集で問題演習を行うという理想的な学習を行うことができます。また、学校の問題集が自力ではあまり解けなかったという人も、エースの授業でやった問題を復習して出来るようにした後に解くと、入塾前より格段に解けるようになるようです。こういった点から、エースに通塾することで学校の勉強との相乗効果が生まれるのです。

④前回の確認

授業の初めに、前回の授業でやった問題を出来るようにしているかを1、2問解いてもらい確認します。いわゆるアウトプットです。これにより宿題でただ解き直したかだけでなく、実際に出来るようになっているのかを確認できます。ここで毎回しっかり解けるようにしてくる人は100%で成績アップ(ほとんどが大幅アップ)しています。復習したのに解けなかった問題は苦手な問題としてチェックをつけ、さらに解き直しをすることで苦手な問題をつぶすことができます。また、この前回の確認は、授業で学習してからちょうど一週間後に行われるということで、記憶のメカニズムから見ても非常に効果的です。

※数学が苦手な生徒の場合、テスト前の勉強だけではしっかり出来るようするのは難しいようです。ですので毎回の前回の確認でしっかり解けるようにしておくことが非常に重要です。数学が苦手な人ほど努力が必要になることは否めませんが、下位20%が常連だった人でも上位30%以内に入れるようになった人がエースにはたくさんいますよ。

⑤テスト対策

​テスト前に授業でやってきた問題の総確認を行います。たとえ毎週しっかり復習をしてきたとしても、テスト前には忘れて出来なくなってしまっている問題も多いものです。そこでテスト前にもう一度しっかり出来るようにすることで、定着率を大きく上げることができます。また、普段の復習が中途半端になってしまっていた人にとっても、出来るようにする再チャンスになり、ここで頑張ってテストで良い結果を得る人も多いです。生徒からはテスト対策のプリントから良く出題されると言われますが、私としては、テスト毎に、その単元の出来るようにすべき問題を普通に解けるようにすることを目標にテスト対策プリントを作っています。

これを読んで「普通のことしかしてないじゃん」と思った方もいるかもしれませんが、このようにエースでは、ただ授業で理解するだけでなく、何を如何に出来るようにするかをシステム化することで、特に重要問題は5回以上(授業、宿題、前回の確認、テスト対策、テスト直前の勉強など)解くことになり、たった週1回の授業で高校対策をする塾としてはあり得ない結果を出すことに成功しています。ただし、すべての生徒がエースに通塾すれば必ず成績が上がるとは思っていません。例え数学が苦手で下位10%以下の生徒でも、やった問題の復習を頑張っている生徒は平均+10点以上(上位30%)にも当たり前のように入れているのですが、数学が苦手なだけでなく覚えることも得意ではなく、さらに勉強の習慣もなく毎回のように復習をしてこない生徒の場合は、入塾前よりは数学が分かるようになり、テストも以前よりは埋められるようになったけれど、正解まではたどり着かず点数としては上がらないことがあります。

※範囲が狭い定期テストではこのシステムに従って取り組むことであっさり成績が上がったりしますが、受験勉強では多くの単元をしっかりできるようにするだけでなく、また、出来るようにした問題を忘れてしまうという悩みと闘いつつ、さらに応用問題も解けるようにする必要があるため、数学が苦手な生徒の場合は本当に大変です。ですので、1,2年生のうちから一つ一つの単元をしっかり出来るようにした上で受験勉強に臨んでいくことが重要です。

おまけのお話し~エビングハウスの忘却曲線について~

エビングハウスの忘却曲線によると、4回繰り返すと定着して忘れにくくなるとなっていますが、4回繰り返したのに覚えられないと感じる人も多いのではないでしょうか。この忘却曲線はデタラメに並べた3文字のアルファベットの文字列20個を100点の状態までしっかり覚えたということを程よい間隔で4回繰り返した結果、1年後も8割以上覚えていることが出来たというものです。つまりただ単に4回繰り返せばいいということではまったくありません。

まず最も重要だと考えられるのは、ある程度のまとまった量を100点の状態までしっかり覚える必要があるということです。これが中途半端であれば繰り返しの回数は4回どころか10回以上必要になるかもしれません。また、新しいことを覚えたり、覚える量が増えたりしてしまうと、これまでに覚えたことを忘れやすくなるということもあるので、4回の繰り返しというのは目安ではありますが絶対ではないものですので、そのつもりで勉強に取り組むことが重要です。

次に覚える間隔ですが、まず最初に覚え、その1週間後にまた覚え、その2週間後にまた覚え、最後にその1か月後にもう一度覚えるのが良いそうです。しかし、これを日々新しいことを学習していく中で実践できる人はどれくらいいるのでしょうか?普段は学校の宿題を終わらせるだけでしっかり出来るようにするための勉強はできていないのではないでしょうか。ですがエースでは、上記のシステムで授業からちょうど一週間後に前回の確認を行い、さらにテスト前にもう一度出来るようにすることで、ある程度ですが記憶のメカニズムに沿った形で定着を図ることができます。

他にも、数学は丸暗記で出来るようにするものではないですし、エビングハウスの忘却曲線とは異なる点も多いので、必ずしも忘却曲線と同じようになるとは限らないと思っておくのが良いかと思います。

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